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マウントアダプターを使えば単焦点レンズが安く買える?

単焦点レンズを使った撮影がしたい!でも値段がすごく高いんだよな・・・ どうしても明るい単焦点レンズで撮影したいんだけど安く買う方法ない?

今回はそんなお悩みにお答えする記事です!

この記事を参考にすれば単焦点レンズに限らずズームレンズでも少ない予算で買い足すことができるようになります!

単焦点レンズを使い分けられるようになればズームレンズでは表現できない綺麗なボケを得ることができ、より写真のクオリティを高めることができます。

今回の内容は、コスプレ撮影に関わらず全ての人物撮影で共通している事なので是非参考にしてみてください!

この記事の内容

  • 単焦点レンズとは?
  • 単焦点レンズの良さ
  • 単焦点レンズを3万以下で2本揃える方法

それでは順番に解説していきます!

単焦点レンズとは?ズームレンズとどう違う?

単焦点レンズとはズームができないレンズのことです。

説明は以上です!っていうくらいこれ以上説明できないのですが、特徴としてはズームレンズよりF値が小さくて画質もシャープなものが多いです。

 

全部のレンズがそうではありませんが撮影した画像の周辺の光量落ち(四隅がちょっとくらくなる現象)も少なく歪みも少ないのも特徴!

 

要は物によりますが、「とにかくボケやすくて暗いところで綺麗に撮れてシャープに映るから単焦点ってイイよね。」って感じの認識でOKです!

単焦点レンズを使うと写真が上手くなる?

普段から単焦点レンズを使うと写真が上手くなるとよく言われます。

個人的にはなんでもいいかなと思いますが、使うメリットはたくさんあると思っています!

画質以外で思いつく限りだと下記の通りです。

・画角に迷わなくなる
・背景をコントロールしやすくなる
・ストロボに無理をさせない
 
なかでも画角に迷わなくなるのが単焦点レンズの一番のメリットだと思います。
それぞれ具体的に掘り下げていきます。

画角に迷わなくなる

単焦点レンズは撮れる画角が一定なので基本的にはどう頑張っても50mmなら50mm、35mmなら35mmでしか撮れません。

ということはカメラを構えて写す範囲の選択肢が1つしかないのでズームレンズのように画角を調整する時間と悩みから解放されます!

 

これってかなり大きくて、ズームレンズだと撮影後の画像確認で「もっとズームにして離れて撮ればよかった・・・」「横着せずに自分が動けばもっと違った表現になってた・・・」なんて後悔がなくなるので頭がスッキリした状態で撮影に挑むことができます!

画角を悩まなくていい分、ストロボライティングや自然光などにもより気を配ることができるので単焦点レンズを使うことで撮影に余裕も生まれます。

背景をコントロールしやすくなる

単焦点レンズは一般的なズームレンズに比べ、背景に影響を与えるF値が小さいものが大半です。

 

例えばよくあるズームレンズ18-55mm F3.5-5.6と比較すると、単焦点レンズでは35mm F1.8や50mm F1.8などものすごく差があるので、背景ボケで見ると写真のクオリティが段違いです。

 

F3.5-5.6などのレンズではどうがんばってもF3.5以下の数字に設定できないので背景ボケに限界があります。

 

対する単焦点レンズなどのF値が小さいレンズだとF1.8スタートでもちろん3.5も5.6も設定できるので背景の表現に幅を持たせることができます!

ストロボの負担軽減

ストロボが被写体にもたらす光量は、ストロボの設定、シャッタースピード、F値(絞り)、ISO感度によって影響を受けます。

 

ISO感度とシャッタースピードはなんとでもなりますがF値(絞り)だけはレンズに依存します。

 

これがF値5.6なんかだとよりストロボのパワーを必要とするのでストロボくんが疲れます・・・

F値が小さければ小さいほどストロボくんは自分のパフォーマンスを最大限に無理なく発揮しやすいので、F値の小さい単焦点レンズはストロボを使ったライティング撮影においても強い味方になってくれます。

単焦点レンズはオールドレンズがおすすめ

それでは、そんな魅力溢れる単焦点レンズを安く揃えるにはどうしたらいいでしょうか?

ポイントは次の2点

・中古で安いオールドレンズを狙う
・マウントアダプターを買う

決め手は中古で安くなっているオールドレンズを買うことです!気になっていたけどまだ手を出したことがないという人もこれを機会にチェックしてみましょう!

おすすめはニコンのオールドレンズ

オールドレンズというとクセのつよい写りを想像するかもしれませんが全てのオールドレンズにクセがあるわけではありません。

 

中には最近のレンズと比べてもほとんど遜色ないようなレンズもあるので好みによってチョイスできるのがオールドレンズのいいところ。

今回は実際に僕も使っているクセの少ないニコンのオールドレンズ2本を紹介します。

ちなみにオートフォーカスは搭載してないので、全部マニュアルフォーカスでピント合わせが必要です!でもすぐ慣れますし楽しいですよ!

Ai Nikkor 50mm F1.8S【約1.2万円】

ニコン公式サイトより引用

50mmの薄型単焦点レンズ。

コンパクトなサイズ感も人気のレンズです。

ボケは少しにじむような感じですが、割と素直に写りますし特にスタジオ撮影なんかでは最近のレンズと比べてもどちらがオールドレンズで撮影したか見分けるのは難しいかなと思います!

最近は富士フィルムのカメラにこのレンズばっかり使ってます!

上の写真はAi Nikkor 50mm F1.8Sを富士フイルムX-T4につけて撮影した写真です。1995年に発売されたレンズだそうですが今のレンズと遜色なく綺麗に撮れます!

NIKKOR-N Auto 24mm F2.8【約1万円】

ニコン公式サイトより引用

こちらは24mmの広角単焦点レンズ。

先ほどの50mmレンズと比べると倍以上の長さですが、50mmレンズが薄すぎるのでこれでも小さいです!

F値は2.8と単焦点レンズとしてはそこまで明るくないですが、個人的にF値2.8はストロボと仲良くできる最低限の明るさなので全然問題なし!

 

広角レンズは高いのでF1.8クラスなんかを探すと値段が跳ね上がるので2.8で手を打ちましたが、十分に撮れるので50mmレンズと合わせて大変お世話になっています。

 

NIKKOR-N Auto 24mm F2.8の作例はこちら。

こちらは1967年発売ということでかなり古いのですがこちらも大丈夫!細かいことを言えば最近のレンズに比べるとシャープさに欠けますがレタッチでいけます。

 

広角の単焦点レンズは高いので貴重。富士フイルムのX-T4はAPS-Cカメラなので約35mmとなりますが場合によりますがスタジオ撮影でも35mmで十分な気がしています。

レンズの購入元は?

中古レンズはお店で買ってもよしメルカリなどのオンライン販売サイトでもよしです。

僕はメルカリで買いましたがオールドレンズに心配なカビの詳細などに気をつける必要があります。

実際に触れる中古ショップがあれば見に行ってみるのがおすすめ!

ちなみにオールドレンズでカビや曇りなどは当たり前なので、完璧なレンズを求めずおおらかな気持ちで探しましょう!

【必須】マウントアダプターを買う

ニコンのオールドレンズがいいのはわかったけど、自分が使ってるのキヤノンのカメラなんだよね・・・諦めればいいの?

大丈夫です!

マウントアダプターを買えばメーカーの垣根を超えてレンズをカメラに取り付け撮影することができます。

オールドレンズでレンズ代を節約するには必須アイテムなので確実に手に入れましょう。

マウントアダプターとは

マウントアダプターとはカメラとレンズのメーカーが異なっても取り付けることができるようにするアイテムです。

レンズとカメラボディはマウントというもので統一されています。

 

これが一緒でないとレンズを装着できないわけですが、マウントアダプターを間に挟めばメーカーのマウント制限を受けずにレンズを装着することができるようになるわけです。

 

例えば、キヤノン一眼レフはEFマウント。

ニコン一眼レフはFマウントと呼ばれ、それぞれで独立しています。

 

今回僕は富士フイルムカメラ、Xマウントを使っていたので、ニコンのFマウントレンズを使う際にこちらを購入しました。

ということは、自分のカメラに付けることができて、使用したいレンズに対応するマウントアダプターを購入すれば良いわけですね。

 

マウントアダプター1つで3~4千円、レンズ2本と合わせても3万円かからないので、とってもリーズナブルに単焦点レンズを揃えることができます。
5万円あれば3本目も挑戦できますね!

まとめ

今回は明るい単焦点レンズを格安で揃える方法を紹介しました!

オールドレンスはオートフォーカスがないので敷居が高く感じるかもしれませんが、慣れればサクサク撮影できるので、これを機会にマニュアルフォーカス撮影デビューしてみるのも面白いですよ!

なにより予算が数万円浮くのがメリットですね!

撮影協力:もぐさん
twitter@mgmgcos
もぐさんインタビュー記事

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