ポートレートの撮り方学習法【レンズ選びやレタッチは後回しでOK】

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カメラ好きな人「風景やスナップ写真はよく撮るんだけど、人物写真を撮るときにどうして良いかわからない。ポートレート撮影のコツが知りたい。」

そんなカメラ好きの方へ向けた記事です。

本記事ではポートレート撮影に挑戦するメリットと、基礎的なポートレート撮影方法を解説します。

参考までに僕のスキルは下記のとおり

今までにポートレートは100件近く撮影
撮影したポートレート作品でフォトコン入選
スタジオ撮影やアシスタントも経験

プロ級じゃないけど、中級者レベルにはある程度届いているかな、、、くらい。広告写真とかバリバリの作品撮影はキツイけど、無難に撮るくらいならいける。最初に目指すレベルとしては十分かなと思います。

ちなみにポートレート撮影は背景がボケやすいフルサイズカメラがオススメです。なかでも【D750レビュー】画質最高!暗い所で撮っても無理が効く。で紹介しているニコンのフルサイズ一眼レフD750はコスパ抜群でおすすめです。ニコンユーザーならニコンの105mmF1.4でポートレートってぶっちゃけどうなの?で紹介している105mm単焦点がマジでおすすめなので気になる方は合わせてご覧ください。

ポートレート撮影に挑戦する3つのメリット

ざっくりまとめると次の3点ですね。当たり前ですがデメリットはないです。

撮影ジャンルの選択肢が増える
SNSでフォロワー(人との繋がり)が増える
撮影のマネジメントができる

①撮影ジャンルの選択肢が増える

これが最大のメリットです。

撮影できるジャンルが増えることは、表現方法の引き出しが増えることに直結しているのでとても重要です。

②SNSでフォロワー(人との繋がり)が増える

個人的に一番嬉しいのがこれ。具体例を出して考えましょう。

【ポートレート】の検索結果:4,000万件
【ポートレート撮られたい】の検索結果:2730万件

SNS全盛の昨今、被写体側は撮られた写真をSNSにあげて承認欲求を満たす人が多いのが事実です。お互いに納得のいく写真が撮れればフォロワーが増え、撮影者や被写体の繋がりが増え情報交換もできるのでおすすめです。

③撮影のマネジメントができる

ポートレートジャンルに手を出すまでは、ただなんとなく写真を撮ってきました。ポートレート撮影は被写体に指示をだしたり、ロケーションを決めたりなどカメラマンがある程度撮影条件を作る必要があります。
撮影マネジメント力は撮影技術向上に直結するのでとても重要です。

最初に勉強をすべき分野は「ライティング」「構図作り」

具体的な勉強提案に入ります。

まずカメラマンが学ぶべき分野は「ライティング」と「構図作り」です。

ライティング:いつでも自然光やストロボ光を使いこなせる状態を目指す
構図作り:簡単な黄金比を理解して人物が綺麗に見える状態を目指す

とりあえず「ライティング」と「構図作り」がしっかり出来れば、あらゆる撮影の面でかなり有利になります。
「ライティング」と「構図作り」が一通りできるようになったら、「レタッチ」や「レンズ選び」を考えるべきです。

というわけで具体的な手順を解説します。

基本的な流れは「基礎固め→インプット→アウトプット」という手順。
撮影だけでなく全ジャンルに言えることですね。

入門編:まずは基礎固めをしよう【カメラの基本】

身につける期間の目安 1~2週間
具体的なサイクル 寝る前に30分読む

撮影自体が上手くいっていないなら、まずは基礎固めから始めるべき

個人的にはこの2冊がオススメ。
基本的な撮影と仕組みをわかりやすくまとめています。撮影の基礎知識を学びつつ、設定や構図の総復習しましょう。

基礎編:インプットを増やそう【撮り方】

身につける期間の目安 2ヶ月
具体的なサイクル 寝る前に30分読む

カメラの基礎を理解し復習したら(基礎は最低ラインで十分)構図の引き出しとポートレートの基本を覚えるべし。


構図は「ガールズフォトの撮り方 新しい構図」ポートレートの基本「いちばんかんたんなポートレートの撮り方手帖」がオススメ。これを理解すれば、構図とポートレートの基本知識はかなりイメージしやすくなるはず。なお、「ガールズフォトの撮り方 新しい構図」では、”なぜその構図がいいのか?”を意識しつつ読んでいくと良いかもです。

僕は完全独学でしたが本からのインプットはとても重要でした。インプットした内容は実戦でアウトプットしましょう。

中級編:アウトプットを増やそう【ポートレートに挑戦】

身につける期間の目安 6ヶ月
具体的なサイクル とにかく撮影の回数を増やす

入門(1〜2週間)と基礎(2ヶ月)を同時進行しつつ実際に撮影しましょう。


個人的にはこの2冊がオススメ。
自然光を取り入れたポートレート撮影をわかりやすくまとめています。人物撮影の基礎知識を学びつつ、撮影の総復習しましょう。

百聞は一見にしかず、基本的に被写体さん相手に外撮影に出ちゃったほうがアウトプット量を一気に増やせます。場所はどこでもいいですが、個人的には公園がオススメ。街中より落ち着いて撮影できるので効率的にポートレート撮影技術を伸ばせます。

被写体確保が難しい場合はオートサロンや撮影会でも撮影する機会を増やすべきです。

とはいえ、やっぱりマンツーマンの野外個人撮影をしたほうが短期で伸ばせるので、積極的に行動しましょう。

まとめ:ポートレートの撮り方を身につける最重要ポイントは「楽しさ」です

ポートレートの撮り方を身につけるのはランニングのようなもの。
入門レベルはつまらなくても我慢が必要です。基礎学習からは、ある程度楽しむことも大切です。下記にアイデアをまとめました。

  • 自分の好きなカメラマン、モデルの写真を見てみる
  • 映像作品にも触れる。なかでも映画はいい例です
  • ポートレート以外の写真も常に興味を持つ

僕は映画っぽい(特に洋画)ポートレート写真が撮りたいので、よく映画は参考にしています。好きな映画を見るのもいいですが、全く知らない映画からヒントを得ることの方が多いですね。

U-NEXT やHulu、Amazonプライムといった映画配信サイトを使うと、映画を観つつポートレートのイメージを膨らませることができます。初回お試し登録できるので、本で学習しつつ息抜きも込めて無料運営するといいでしょう。

今回は以上です!
カメラマンこそ、ポートレートの撮り方を身につけましょう!

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